【2025年4月12日 アトリエシムラ東京・世田谷移転オープン】色と言葉のおたより2025年第3号
2025年4月12日 アトリエシムラ東京・世田谷 移転オープン
アトリエシムラ東京・世田谷が新たに拡大移転オープンいたします。 祖師谷は、かつて志村ふくみの精神的な師であった陶芸家・富本憲吉さんの窯があった民藝ゆかりの地であり、文化と自然が調和する魅力的なエリアです。 新店舗は、より広くなった空間に機場(はたば)、染場、ギャラリー、和室、庭を備えたモダンな洋館造りで、小田急線・京王線の両線からアクセスできます。
周辺には賑やかな商店街や祖師谷公園、蘆花恒春園といったスポットもあります。緑豊かなこの場所で、ゆったりとした時の流れを感じながら、染織と学びを深めていただければ幸いです。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
アトリエシムラ東京・世田谷
住所 東京都世田谷区祖師谷6丁目
小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩18分(バス約 5分)
京王線 千歳烏山駅から徒歩20分(バス約 6分)
営業時間 1F ギャラリースペース 12:00〜17:30
2F ワークショップスペース 10:00〜17:00
定休日 水曜・木曜(祝日の場合は営業)
※現在改装工事中です。4月12日(土)よりオープンいたします。
新ギャラリーオープン記念展「しむらの手仕事と思想 − 志村ふくみの小裂(こぎれ)展」
2025年4月より、アトリエシムラは東京・世田谷に新たにギャラリーを設けることとなりました。新ギャラリーでは、アトリエシムラの着物、帯、裂小物などの常設展示販売、またゆかりの作家の方々の企画展や、トークイベントなどを開催する予定です。
今回の記念展では、染織家・志村ふくみ、志村洋子からアトリエシムラへと継承する、植物の色彩の美を織物を通じて表現するという、独自の「自然観」と「芸術観」を持つしむらの手仕事と思想を改めてご紹介いたします。
今回特別に、志村ふくみの百寿を祝して「志村ふくみの小裂」を展示いたします。志村ふくみが70年にわたる作家生活で織りためた未公開含む小裂の作品をご覧いただくことができます。
さらに関連イベントとして、思想を深めるためのトークイベントや講座も開催予定です。新しく生まれ変わった世田谷のギャラリースペースにて、しむらの染織世界に触れ、心豊かなひとときをお過ごしください。
日時 4月12日(土)〜6月24日(火)12:00〜17:30 水曜・木曜定休
会場 アトリエシムラ東京・世田谷 1Fギャラリースペース
展示内容 小裂、着物、帯、バッグ、帯締め、帯揚げ、ストール、裂小物など
お問い合わせ tel:03-6411-1215 mail:info@ateliershimura.co.jp
特別トークイベント「現代における手仕事のゆくえ − 美と救済をめぐる対話」
志村洋子(染織家) × 志村昌司(アトリエシムラ代表)
生成AIをはじめとする革新的なテクノロジーが、私たちの生活を劇的に変えつつある2020年代。この大きな転換期において、手仕事の価値、そして私たちの魂のありかは、どこへ向かうのでしょうか。それは、かつての「近代化」がもたらした手仕事の機械化とは根本的に異なる、知的労働そのものの機械化という、新たな地平なのかもしれません。
時代が大きなうねりを見せる今、染織家・志村洋子とアトリエシムラ代表・志村昌司が、手仕事と魂の問題から、その先にある「美と救済」の可能性まで、縦横無尽に語り合います。
オンライン配信 ※Youtubeにて配信予定、詳細は後日お知らせいたします。
特別講座「志村ふくみと民藝 − 工藝思想の深淵を辿る」
柳宗悦が主導した民藝運動は、志村ふくみの芸術と思想にどのような影響を与えたのでしょうか。民藝思想は、いかにして若きふくみの精神に影響を与え、独自の思想へと昇華されていったのでしょうか。このたび、東京・世田谷のオープンを記念した特別講座でそのテーマに迫ります。志村ふくみの思想と、その芸術の核心を紐解くまたとない機会です。
志村ふくみの世界に惹かれる全ての方へ、心よりご参加をお待ちしております。
講師 志村昌司(アトリエシムラ代表)
日時 4月26日(土)16:30〜18:00
前半 16:30〜17:15 講義
後半 17:15〜18:00 質疑応答・意見交換
会場 アトリエシムラ東京・世田谷 1Fギャラリースペース
定員 10名限定
参加費 3,300円(税込)(お茶付き)
※前半の講義部分のみ、後日YouTubeにて配信予定です。