色合わせストール エクリチュール - 黄
柔らかな線で描く新たな格子のストールです。フリーハンドでひいたときに出る、線の強弱やかすれた筆の様子をイメージしています。経緯の直線世界では糸一本がしっかりと線として現れます。格子の線の部分は絣の技法を用い、やたらに染めた色を使用しています。一本一本、色の濃淡からなる格子の線には繊細さ、そし...
詳細を全部見る<糸の魔術師>と呼ばれる、大正紡績の近藤さんという方がいらっしゃいます。ストールには、近藤さんとアトリエシムラとで開発したオリジナルの糸を使用しています。大正紡績の契約農家のもとでオーガニック栽培された最高級の綿「アルティメイトピマ」を35%、絹65%を混紡し、「85番手の双糸加工」という細糸に。これを一枚一枚、手織りすることで、アトリエシムラの「色」を最大限に活かしつつ、機能性にも優れたストールが実現しました。滑らかさがありながらさらりとした感触を保った、理想的な心地よさ。肌馴染みの良さは、気持ちまで軽やかに。空気に溶け込む爽やかな糸は、見た目にも柔らかく軽快な印象をつくります。
アトリエシムラでは、すべての糸を手で染めていきます。植物由来の色は、とても柔らかく繊細です。植物の状態や気候によっても微妙な変化があります。植物の命と向き合いながら丁寧に染めた糸を経糸・緯糸として織り重ねて行くと「織色」が生まれ、そこにもまた思ってもみない豊かな色が表れることがあります。これこそアトリエシムラの色合わせストールならではの魅力です。これらの色は、自然光や照明によって表情が変わります。また、時間が経つにつれてニュアンスが変わっていくのも植物染料ならでは。永く身につけ、時間を重ねていくことで味わえる変化をどうぞお楽しみください。
素材、染料、工程のすべてにおいて自然であることを貫いているアトリエシムラのストールは、肌に直接触れるものにはできるだけこだわりたいという方の通年アイテムとして適しています。また、一年中使える機能性、性別を問わないデザインから大切な方へのプレゼントとして選ばれる方もいらっしゃいます。
アトリエシムラのマークが表しているのは「葉脈」です。私たちが工房で作りだすものが、自然からのいただきものでできていること、また自然と人間との繋がりを意味しています。常に自然への感謝と畏敬の想いに立ちながら、一枚一枚気持ちを込めて織りあげたストールを、京都・嵯峨の工房からお客さまのもとに大切にお届けします。
柔らかな線で描く新たな格子のストールです。フリーハンドでひいたときに出る、線の強弱やかすれた筆の様子をイメージしています。経緯の直線世界では糸一本がしっかりと線として現れます。格子の線の部分は絣の技法を用い、やたらに染めた色を使用しています。一本一本、色の濃淡からなる格子の線には繊細さ、そし...
詳細を全部見る縞と格子を色の境目で表現したデザインです。線が溶け合うようにイメージし、色の境目を寄せ集めました。色の重なりが一様に連続する様子は色が滲んでいくようでもあり、首元に巻いたストールは、さまざまな角度から見える色の境目が万華鏡のようにキラキラ光ります。 茜の濃淡とポイントに淡い黄色を入れて仕上げ...
詳細を全部見る縞と格子を色の境目で表現したデザインです。線が溶け合うようにイメージし、色の境目を寄せ集めました。色の重なりが一様に連続する様子は色が滲んでいくようでもあり、首元に巻いたストールは、さまざまな角度から見える色の境目が万華鏡のようにキラキラ光ります。 藍の濃淡だけで仕上げたストールです。濃い藍...
詳細を全部見る「赤」は蘇芳によるものです。正倉院の御物に入っているほど歴史あるこの植物は、染め方の違いによってなんとも幅広い色の層を見せてくれます。今回は、玉葱で金茶に染めた糸に、蘇芳を上から重ねて「ムラ染め」しました。蘇芳がしっかり染まったところは鮮やかに赤く、浅く染まったところは落ち着いた黄色味のある...
詳細を全部見るグレーベージュは、あらゆる植物が持っている色です。はっきりと鮮やかな青や黄、赤をあらわす植物も、じつはグレーやベージュを内包しています。それは、石などの鉱物に見られるような、自然物がもともと備えている素材の色と近いかもしれません。色と呼ぶには控えめで飾らない存在感でありながら、どこか計り知れ...
詳細を全部見る経糸(たていと)は、アトリエシムラが特に大切にしている藍の色で「ムラ染め」したものです。大きな面の緯糸(よこいと)は、刈安と藍で染めた緑の「ムラ染め」の糸です。藍の経糸と交差すると、深みのある緑になりました。緯糸のもう1つの面は、白樫で染めたグレーの糸によるもの。経糸の藍の濃淡が透けてみえて...
詳細を全部見る経糸(たていと)には、濃淡ある茜の「ムラ染め」糸と、黄金花で染めた黄色の糸を並べました。黄金花は2020年に出会ったアトリエシムラにとって新しい染料で、茜と織り重なった時にとてもきれいな織り色になります。緯糸 (よこいと)の半分以上の面は経糸より淡い茜の「ムラ染め」糸を、もうひとつの面は経糸...
詳細を全部見る緑という色は植物から直接染めることができません。『穀雨』の緑は、刈安で染めた黄色の糸に、藍を染め重ねることで表れた色。このストールには、そんな私たちが魅了されてやまない植物の色の不思議さと豊かさが詰まっています。グレーは梅の枝で染めました。そのグレーを経(たて)糸とし、緑の緯(よこ)糸を織...
詳細を全部見る春の草である野人参。工房の傍にある嵯峨釈迦堂の周りに茂っていた青々としたその葉から、力強い黄色が表れた時には驚きました。この幸福感に溢れた色を、ぜひストールに使いたいと思いました。合わせたのは樫(かし)のグレー。まっすぐに澄んだ、他の色を際立たせてくれる名脇役です。 日本の暦「七十二候」の...
詳細を全部見る藍というとこっくりとした濃い色味を想像しますが、この『花桃』の淡い青も、じつは藍。約2カ月がかりの藍染めのうち、甕の中の「藍さん」が落ち着いた時に出てきた色で、わずかしか染めることができませんでした。工房に大切に保管してきたこの稀少な糸をいかしたストールです。 表現したのは冬から春に変わり...
詳細を全部見るこれまでのアトリエシムラのストールの中でも特に爽やかな一枚ができました。透明感のある色合わせが凛とした存在感を醸します。首元に清々しさが加わり、心までクリアにしてくれるようなストールです。稀少な藍の糸を使用しているため、11枚のみが出来ました。 日本の暦「七十二候」にある「半夏生(はんげしょう...
詳細を全部見る柔らかく上品な桜色に、濁りのない茜の色を。春を待つ、夢見る花のような可愛らしい色合わせを、落ち着いた夜叉五倍子の色が引き締めます。ふわりとまとうだけで、気持ちも見た目も晴れやかに。 春の短い期間にぱっと咲き、散ってゆく桜の花には、憧れや儚さ、悲しみ、希望など、見る心情によって表情がありますが、...
詳細を全部見る藍は隣り合う色、面積、濃度が違うだけで全く違う印象を与えてくれます。濃淡の青、そして白。アクセントのチャコールは夜叉五倍子の色。それぞれが引き立て、生かし合っていることで力強さと透明感、神聖さを感じるデザインです。 藍、それは静かで力強く、日本人の精神そのものの色です。時代が変わろうとも藍...
詳細を全部見る深い藍に、玉葱や白樫のグレーを合わせてできたストールです。ランダムなブロックチェックは、ラフに巻いたり、きちんと畳んだり、使い方によってがらりと表情を変えます。 江戸時代の浮世絵師、歌川広重を彷彿とさせる色合いです。光の強さや角度によって、玉虫のように複雑で多彩な色に出会うことがあります。...
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