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2024年10月18日
【京都本店】アトリエシムラ8周年記念「色への祝祭 − 微塵光」
おかげさまで、今年11月でアトリエシムラは8周年を迎えます。
真摯に物づくりと向き合い、さらには思想を深めていきたいと、決意を新たにしています。
織物をすると、どうしても経糸(たていと)がいくらか残ります。それを大切に残しておいて、新たに経糸に入れて制作した織物が「微塵光織(みじんこうおり)」です。これは私たちが独自に名づけた名前で、ランダムな縞模様(しまもよう)があたかも微(かす)かな光のかけらのように着物全体に広がっている風景に由来します。経糸の準備は事前に計算を必要とするため、非常に数学的な側面がありますが、微塵光織は経糸が残り糸のため予測不可能なランダムな織物になります。祖母、志村ふくみの最初の作品「秋霞(あきがすみ)」が残り糸を「繋ぎ糸(つなぎいと)」にし、緯糸(よこいと)として織り込んだように、「微塵光織」は経糸に残り糸を並べて織ったものです。両者に共通するのは、ものへの愛(いつく)しみの心、襤褸(ぼろ)の精神です。
かつて貧しくて糸が買えない女性が、家族のために残り糸を繋いで織った織物を襤褸織りといいます。その裂の美しさに魅了されたのが柳宗悦でした。祖母は柳に決定的な影響を受けて染織の道に入りますが、いつも根底にあったものが襤褸の精神でした。予想もできない糸の力、線の無尽から感じられる美は、作為のない「他力美」なのかもしれません。
今年は祖母の百寿の記念の年でもあり、その芸術精神の象徴として「微塵光織」の着物を制作しました。また新作の帯として、ミナ ペルホネンとのコラボレーション帯「ミナ帯 アネモネ × タンバリン」もお披露目いたしますので、合わせてご高覧いただけましたら幸いです。
織物をすると、どうしても経糸(たていと)がいくらか残ります。それを大切に残しておいて、新たに経糸に入れて制作した織物が「微塵光織(みじんこうおり)」です。これは私たちが独自に名づけた名前で、ランダムな縞模様(しまもよう)があたかも微(かす)かな光のかけらのように着物全体に広がっている風景に由来します。経糸の準備は事前に計算を必要とするため、非常に数学的な側面がありますが、微塵光織は経糸が残り糸のため予測不可能なランダムな織物になります。祖母、志村ふくみの最初の作品「秋霞(あきがすみ)」が残り糸を「繋ぎ糸(つなぎいと)」にし、緯糸(よこいと)として織り込んだように、「微塵光織」は経糸に残り糸を並べて織ったものです。両者に共通するのは、ものへの愛(いつく)しみの心、襤褸(ぼろ)の精神です。
かつて貧しくて糸が買えない女性が、家族のために残り糸を繋いで織った織物を襤褸織りといいます。その裂の美しさに魅了されたのが柳宗悦でした。祖母は柳に決定的な影響を受けて染織の道に入りますが、いつも根底にあったものが襤褸の精神でした。予想もできない糸の力、線の無尽から感じられる美は、作為のない「他力美」なのかもしれません。
今年は祖母の百寿の記念の年でもあり、その芸術精神の象徴として「微塵光織」の着物を制作しました。また新作の帯として、ミナ ペルホネンとのコラボレーション帯「ミナ帯 アネモネ × タンバリン」もお披露目いたしますので、合わせてご高覧いただけましたら幸いです。
アトリエシムラ代表 志村昌司
日時 2024年11月1日(金)〜11月26日(火)12:00~18:00 水曜・木曜定休
会場 アトリエシムラ Shop & Gallery 京都本店
600-8018 京都府京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 壽ビルディング2F
展示内容 着物、帯、バッグ、帯締め、帯揚げ、ストールなど
お問い合わせ tel : 075-585-5953 mail : info@ateliershimura.co.jp
帯:ミナ帯 アネモネ × タンバリン
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