【販売開始】『鏡　志村洋子 染と織の心象　The Lady of Shalott’s Mirror Kimonos by Yoko Shimura』

着物《志摩》2021年　絹・藍、刈安
着装／村治佳織（ギタリスト）、着付／山﨑真紀、ヘアメイク／久保木 純 （PARADISE WEST）

本日10月17日より、染織家・志村洋子の第二染織作品集『鏡　志村洋子 染と織の心象』を販売開始いたします。 志村洋子の独自の世界観から生み出された最初期の作品から最新作までの歩みを一望いただける作品集です。アトリエシムラ京都本店、東京・成城店、オンラインストア、全国の書店にてご購入いただけます。ぜひご高覧くださいませ。 

− 作品集『鏡』について −

人間は何時、鏡という不思議なものを手に入れたのでしょう。
「三種の神器」にあるように、鏡は神様の印でもあるので、時々隠された世界が鏡に映ることがあります。しかし、ほとんどは気がつかないままです。
作品集『鏡』ではヴェールを脱いだ姿を捉えようと、言葉、自然、着物、モデルなどが協力してその瞬間をカメラに収めようと努力してきました。そしてとても美しくも珍しい本になりました。
この本のために思いを一つにしてくださった方々のためにも、一人でも多くの方にご覧いただけますように心から願っております。

染織家　志村洋子

『鏡　志村洋子 染と織の心象　The Lady of Shalott’s Mirror: Kimonos by Yoko Shimura』

著者　志村洋子　
写真　森山雅智
着装　村治佳織（ギタリスト）
ブックデザイン　葛西薫＋中本陽子（サン・アド）
発行　求龍堂
価格　4,400円（税込）
B5判変型　並製本　200頁（図版102点）　日英併記

あるがままの自然の風景を写す染織がある。また、架空の世界や心のなかの風景―心象を写す染織がある。志村洋子は自らの心象風景をいかに染め織るかを求めてきた作家である。祖母・小野豊、母・志村ふくみから受けついだ植物染料による絹の紬糸をもちいた｢しむらのいろ｣を継承してきた志村洋子にとって、染織とは自身の生を染め織るということと同義であり、作品は心象の「鏡｣であった。本書は、志村洋子の独自の世界観から生み出された最初期の作品から最新作までを夏目漱石の短編小説『薤露行』をイメージソースとして編んだ作品集。

ご購入はこちら

◆ 関連イベント
『鏡　志村洋子 染と織の心象』出版記念特別講演会

『鏡　志村洋子 染と織の心象』の販売開始を記念して、オークラ東京にて志村洋子による講演会が開催されます。最初期の作品から最新作まで、自身のどのような心象を映し出したものであるかについてお話しいたします。
また11月21日より大倉集古館にて開催される展覧会「志村ふくみ100歳記念～《秋霞》から《野の果て》まで～」の鑑賞ポイントに加え、母として、師としての志村ふくみについても語ります。

日時　11月30日（土）開場・ティータイム 10:30～11:00　講演 11:00～12:30
講師　志村洋子
会場　オークラ東京 オークラ プレステージタワー1階「平安の間」
価格　5,500円（大倉集古館入館券・お飲み物付、消費税・サービス料込）

ご予約はこちら