特装版 自選随筆集 野の果て
志村ふくみの遙かな歩みを一望する決定版随筆集を、志村ふくみ自身がデザインした裂により特装版として刊行いたします。ブックデザインはアートディレクター葛西薫、中本陽子。製函は新島龍彦による、書物と工芸が手を取り合った美麗な部数限定版です。 ※別途、輸送箱付属。落款・ナンバリング入り、部数200余...
詳細を全部見る志村ふくみの遙かな歩みを一望する決定版随筆集を、志村ふくみ自身がデザインした裂により特装版として刊行いたします。ブックデザインはアートディレクター葛西薫、中本陽子。製函は新島龍彦による、書物と工芸が手を取り合った美麗な部数限定版です。 ※別途、輸送箱付属。落款・ナンバリング入り、部数200余...
詳細を全部見るここ数年、再び身近に浮かび上がった『源氏物語』。 目に浮かぶのは平安の色であった。平安貴族の御遊の場であった中院町に三十余年住み、同じ土、水で仕事をしてきた者への無言の働きかけがあるとしたら、「色」ではないだろうか。 染織家・志村ふくみのエッセイ集。 出版社:求龍堂 発売日:2004/4/11...
詳細を全部見る藍の濃淡の色糸を並べた細かな縞の経糸に、格子とぼかしが交互にくるよう、藍と茶の緯糸を織り入れました。茶のぼかしの中には緑や白のつなぎ糸が入っており、奥行きのある風合いが魅力です。 染料:藍、玉葱、夜叉五倍子、金糸素材:絹100% 手織りサイズ:約41×206 cm(両サイドのフリンジ各10cm...
詳細を全部見る黒をベースに、緑、赤、紫のはっきりとした色を織り入れました。まるで暗がりの中にひかるあかりのようでもあり、ファンタジーの世界に誘うひかりのようにも見えます。ご自身だけの物語を見つけてみてください。 糸染めから織りまで全ての工程を手しごとで丁寧にお作りした全て一点もののストールです。植物の色彩と...
詳細を全部見る藍の経糸のラインが印象的です。黒と白のよりのかかった糸(ムーディー)や紅花や金糸がアクセントに入っていることでシャープな中にも遊び心を持たせました。女性にも、男性にも身につけていただきたい一枚です。 糸染めから織りまで全ての工程を手しごとで丁寧にお作りした全て一点もののストールです。植物の色彩...
詳細を全部見る藍を基調とした経糸に、彩り豊かな緯糸を織り込みました。木々に囲まれた自然の中でお茶会を楽しむような様子が浮かんできます。糸染めから織りまで全ての工程を手しごとで丁寧にお作りした全て一点もののストールです。植物の色彩と手織りによる奥行きのある風合いが魅力です。アトリエシムラの色の世界が豊かに表...
詳細を全部見るグレーは茶と並んで最も粋な渋好みの色です。この反物の染料は木香薔薇。春から初夏に、黄や淡黄色の可愛らしい花をたわわに咲かせる植物です。しっかりとしたグレーはどのようなシーンでもシックにお召しいただける一枚となりました。草木染めから生まれるグレーの色は数えきれないほど。これが「四十八茶百鼠(しじ...
詳細を全部見る茜は日本で最も古くから使われている染料の一つで、赤系の染料として日本で初めて用いられた植物です。茜の根は薄い赤系統の色をしており、その根を使って染めた色は、夜が明けるように、東の空が徐々に明るくなってきた情景を想像させます。 染料:茜素材:絹100%寸法:長さ/約13m、生地巾/約39cm...
詳細を全部見る烏野豌豆で染めた淡緑を中心に、梔子の黄色や臭木の水色を合わせることで、爽やかな若草色に織り上がりました。さりげない縦縞に、紬糸ならではの風合いにより黄色や水色がちらちらと見えます。早春に若草が萌え出た野原の情景を想像させます。 染料:烏野豌豆、梔子、臭木素材:絹100%寸法:長さ/約13m、生...
詳細を全部見る高野槙で染めたグレーはシックな中にも柔らかさを含む鼠色です。草木染めから生まれるグレーの色は数えきれないほど。これが「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」という言葉の所以です。だからこそ「この色!」という色に出会えるのは運命的とも言えます。ぜひ、ご自身のグレーに出会っていただけたらと...
詳細を全部見る京都、嵯峨野にある都機工房。そこには女性ばかり十人ほどの弟子が集い、明けきらぬ朝から冷たい水に布を浸し寒風に糸を晒す。主催するのは祖母から女手三代にわたり伝統の技を継ぐ著者。藍建て、襲色目、生糸、高野の霊木・・・・・・真の美とは何か、そもそも色とは何なのかを問い続ける日々。染織の現場や試作品な...
詳細を全部見る柔らかな線で描く新たな格子のストールです。フリーハンドでひいたときに出る、線の強弱やかすれた筆の様子をイメージしています。経緯の直線世界では糸一本がしっかりと線として現れます。格子の線の部分は絣の技法を用い、やたらに染めた色を使用しています。一本一本、色の濃淡からなる格子の線には繊細さ、そし...
詳細を全部見る柔らかく上品な桜色に、濁りのない茜の色を。春を待つ、夢見る花のような可愛らしい色合わせを、落ち着いた夜叉五倍子の色が引き締めます。ふわりとまとうだけで、気持ちも見た目も晴れやかに。 春の短い期間にぱっと咲き、散ってゆく桜の花には、憧れや儚さ、悲しみ、希望など、見る心情によって表情がありますが、...
詳細を全部見る藍は隣り合う色、面積、濃度が違うだけで全く違う印象を与えてくれます。濃淡の青、そして白。アクセントのチャコールは夜叉五倍子の色。それぞれが引き立て、生かし合っていることで力強さと透明感、神聖さを感じるデザインです。 藍、それは静かで力強く、日本人の精神そのものの色です。時代が変わろうとも藍...
詳細を全部見るグレーベージュは、あらゆる植物が持っている色です。はっきりと鮮やかな青や黄、赤をあらわす植物も、じつはグレーやベージュを内包しています。それは、石などの鉱物に見られるような、自然物がもともと備えている素材の色と近いかもしれません。色と呼ぶには控えめで飾らない存在感でありながら、どこか計り知れ...
詳細を全部見る「赤」は蘇芳によるものです。正倉院の御物に入っているほど歴史あるこの植物は、染め方の違いによってなんとも幅広い色の層を見せてくれます。今回は、玉葱で金茶に染めた糸に、蘇芳を上から重ねて「ムラ染め」しました。蘇芳がしっかり染まったところは鮮やかに赤く、浅く染まったところは落ち着いた黄色味のある...
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