母なる色
完売
¥2,420
税別
日本文化が染め上げてきた色彩と言葉の織物である。
<目次>
一章 母なる色
(一)一片の残闕より
(二)出会い
(三)色光
(四)日本的色彩―その一
(五)日本的色彩―その二
(六)色名について
(七)王朝文学の色彩
(八)ももいろ―聖なる樹液
(九)緑―生と死
(十)藍―青
(十一)真紅―赤
(十二)処女マリアの衣―受胎告知
(十三)朱衣・紺紙金泥・曼荼羅
(十四)虹―色彩環
二章 山の手帖
(一)山の手帖―緑の壺とおはぐろ
(二)山の手帖―ある時
(三)山の手帖―炉には火だねが
(四)山の手帖―密なる通路
草花譜
一月 福寿草
二月 春蘭、紅梅
三月 ひとりしずか、猩々袴
四月 山桜、つぼ菫
五月 牡丹、藤
六月 杜若
七月 ささ百合、露草
八月 半夏生、蓼藍
九月 紅蜀葵、刈安、とりかぶと
十月 吾亦紅、水引草
十一月 籬の小菊、どんぐり、山茶花
十二月 冬青、満天星
三章 手は考える
(一)手は考える
(二)苦海の桜
(三)大輪の花
(四)「夢がほんとでなからんば」
(五)「冬沼の鯉」野口謙蔵
(六)如意輪観音
(七)冬の叡山
(八)雪の湖
四章 詩篇
神の火花の小さな一点
雪間川
黄蓮の谷
星
ある時
糸の道
翡翠
水のような文体
光の糸
機の器
花、私はここに
五章 旅の始まりはまぼろし
(一)旅の始まりはまぼろし
(二)フェルメールの旅
(三)ヘレナ・シェルフベック
(四)色だけの色の凄さ―マーク・ロスコ
あとがき
口絵一覧
初出一覧
著/志村ふくみ
装幀/志村ふくみ
A5判 上製本 248頁(口絵カラー8頁)
出版社:求龍堂
発売日:1999/4/8
サイズ:215×155×20mm
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